【視察の日々】長野県佐久市・ぴんぴんころり健康サポート事業
皆さんも同じだと思いますが、老年を迎えた時に一番願うのは、病気なし、怪我なしでいる事。その願いを街全体で熱心に取り組んできた長野県、その中でも佐久市は有数の健康寿命市です。そこで能登の帰りに長野県飯田市で武田邦彦先生の講演を聴いた次の日に、佐久市の視察をさせて頂きました。
佐久市は人口98,000人、そのうち何と27,000人の方が保険指導員の役を引き受けていらっしゃり、中には子育て中の若いお母さんも多く、2カ月に1度の会議にもしっかりと参加されるそうで、市民の皆さんの健康に対する意識の高さが窺えます。
またこの取り組みは、昭和20年から始まっているという事でその結果がデータにしっかりと反映されていました。
国民健康保険で使われた一人当たりの医療費一か月分
≪令和元年≫
佐久市 25,659円
熊本市 29,970円
≪令和4年≫
佐久市 28,878円
熊本市 31,760円
令和元年度、佐久市と熊本市では4,000円強の差がありますが、
被保険者 143,142人に4,000円を掛けると
143,142人×4,000円=572,568,000円
という事は、熊本市が、約5億7千万円×70%=4億79万7600円
4億79万7600円×12カ月=48億957万1200円
この形で計算すると令和4年度分は
31,760円-28,878円=2,890円
2,890円×143,142人=413,680,380円
413,680,380円×70%=289,576,266円
289,576,266円×12ヵ月=34億7491万5192円
単純ですが、佐久市のように健康に対する市民一人一人の意識が高く、熊本市も同じように取り組めば、上記の金額が軽減できるかもしれません。今後も研究を続けます。
≪旅路のおまけ😊≫
☝佐久市では、可愛いお地蔵さまが市民の健康維持に一役買っているようです😊